pleroma.tenjuu.net

tenjuu99(天重誠二) | @tenjuu99@pleroma.tenjuu.net

読書、プログラミング、登山、ランニング、美術など
いろいろ雑につぶやいていますが、最近は浮世絵について調べています

そうこう言ううちにamazon在庫も減っており...。
3000円代のものはマーカーによる線引きありが残ってしまった。

おもしろそうで読みたい内容だけど、いがいと安くはないなぁ

鈴木登美の『語られた自己』やつ読んでるけど、これ岩波現代文庫から再刊すべき本に思えるなあ。古書かっとこ(高騰してなくてよかった)。

EマスクとJKローリングが選手から名誉毀損で訴えられたんだと思ってたんですが刑事告訴もあったらしく有罪だと認められれば懲役刑と億の科料らしい。判決出てくれ。

玉音放送の文面とかも、完全に臣民だしな。市民ではない。玉音放送が毎年繰り返されることで、天皇-臣民関係を再構築しつづけることが重要な日のだと、穿った見方しかできなくなった。

「天皇が主体性・能動性を持った行為をする」というイメージの形成は、日本ではけっこうある。「天皇はポツダム宣言受諾という勇気ある決断をした」というのがこの物語の主眼としてある。こういうのは、日本の市民が被害者史観を形成する要因にもなっているとおもう。

御前会議におけるいわゆる「ご聖断」の図が戦後しばらく経ってしばしば描かれていたという話があり、これが描かれた背景には荒木光子というのがいてGHQの指示のもとにこういうのを描かせていたらしい(URLの絵は時期的にもっと後)。
荒木光子は右翼系のフィクサーっぽい動きをしていたようだけど、「ありがたい御聖断によって戦争が終結した」という物語を、GHQが右翼を使って流布していたという経緯なんだとおもう。GHQの目的は天皇の戦争責任を回避することであったはず。
8/15が「終戦記念日」となっているのも同じ流れだと考えている。正式な戦争の終了は9/2で、8/15を記念日にするのは玉音放送があったからですよね。

絵はこういうやつ↓
https://www.city.noda.chiba.jp/kantaro_museum/collection/1032634/1032582.html

これはキュビスムのピカソにもあったことで、前世代の印象派からゴッホまでは、まだ浮世絵のなかに日本文化の固有性が存在すると信じていたし、この文化固有性と作られたものとしての浮世絵を切り離すことが可能だとは信じていなかった。つまり彼らは浮世絵を通じて日本のスタイルを学ぼうとしていたんだけど、マティスとピカソはもうそういうことをやらなくなった。モノとそれが成立した環境は切り離して自由に解釈してよい、浮世絵から日本を知る必要はないしニグロ彫刻から"部族"を理解する必要はない。

ゴッホもマティスもクレポン(ちりめん絵、外国人向けにつくられた浮世絵の一種)で色彩に目覚めるけど、これは単なるお土産品みたいなもので、粗雑であるが故に画面にしっかり色が定着していないという特性があるし画家やプロの摺師のコントロールから離れたものでもある。ゴッホとマティスは、このクレポンから色彩効果を学ぶけど、それはもとの画家(浮世絵師)の芸術的意図は完全に捨象したということだ。この過程は、理解ではなく変形と呼ぶにふさわしいもので、創造的行為である。彼らは浮世絵を理解することをやめて、単なる色彩効果として変形した。こういう過程はアプロプリエーションと呼べる。

やっぱマティスは典型的なアプロプリエーション作家だと結論づけられるな。

寝て起きて支度して賃労働行くの面倒くさい。寝る前から帰りたい。

スペースワールド、行ったはずなんだけど何も思い出せない

みんなスペースワールドって知ってる?

極中道 極道 違い

https://youtu.be/FIKuZYIpPvc?feature=shared
ボブ・マーリーたちは本気で exodus しようと思っていたのだろうか。

ディアスポラをどう受けとめるかということが問題で、シオニズムを生み出したのも世界がユダヤ人を排斥したからで、排斥されたユダヤ人は国があるなら帰るわけだからユダヤ人民国家ができればそこに行く。これはディアスポラを否定することで成立する。帝国の解体は民族自決を促したけど、ポストコロニアル状況における「解決」と見なされてしまったのが民族自決なんだとすると、中東における民族自決主義の問題とはポストコロニアル以降の問題であるように見える。日本におけるクルド人排斥問題も、シオニズムの裏面だといえそうにおもう。

現状では、イスラエル・パレスチナ問題は二国家解決が筋道なんだろうけど、サイードが二国家解決は解決にならない、イスラエル一国にしたうえで多民族共生を目指すべきだと主張していたのがひっかかっていたけど、ようやく理由が理解できた。単一民族国家主義をのりこえて多民族共生国家になることがシオニズムの克服だからだ。

クルド人問題理解していなかったけど、イスラエルが独立支援する格好なんだな。まあ多民族共生とかイスラエルにはありえないからナショナリズム(民族自決)煽るのは思想的にもそうなるか。イスラエルの戦略が民族自決を煽ることで意図的に火種をつくって分裂状態に持ち込むことだとして、やっぱりシオニズムのような単一民族国家主義的なナショナリズムが悪質なイデオロギーなんだと思う。
https://synodos.jp/opinion/international/17706/

100年前の日本でなぜ関東大震災で朝鮮人が集団虐殺にあっているか、1919年の三・一独立運動で独立を叫んだことで「不逞鮮人」とみなされたわけですよね。まさにこれ、なぜハマースがテロリストとみなされるか? イスラエルによる支配占領、それをファタハの自治政府というかPLO(パレスチナ解放機構)は受け入れた。でも、あくまでも自分たちの主権を持ったパレスチナの国家をあきらめない、つまり「不逞パレスチナ人」である。だから同じように今、虐殺されている。 https://book.asahi.com/article/15383835

»