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tenjuu99(天重誠二) | @tenjuu99@pleroma.tenjuu.net

読書、プログラミング、登山、ランニング、美術など
いろいろ雑につぶやいていますが、最近は浮世絵について調べています

自分の教育環境にカルスタなんて一切なかったからどうでもいいなという感じなんだけど、東浩紀が文化左翼disるのって単にアカデミズム批判ですよね。ただの内輪感高い。

文化左翼、文脈把握した
けど、まあやっぱりこういう言説こそ内輪っぽさを感じる

まあ浅田彰がなにいっているか確認していないので、こっちはやめとこ。

アイデンティティ政治に問題があるというのはよくわかるんだけど、東浩紀のアイデンティティ政治の腐しかたはよく意味がわからない。
「文化左翼の欲望によってアイデンティティ政治が拡大した」って「文化左翼」って何っていうのもあるし、そいつは社会にそれだけ影響力あるんだっけ。ていうかそれこそ単に自分周辺に「文化左翼」なるものがいてそれらがアイデンティティ政治をやっていたというだけのことで、「アイデンティティ政治の拡大」という現象の説明もその原因の説明もしていない。単にアイデンティティ政治をやっているっぽい文化左翼が嫌いといいたいだけで、そのために浅田とかローティとか言ってるだけにしか見えないかな。

浅田彰くらいの立場で脱アイデンティティを主張してアイデンティティ政治を腐すの「特権」という感じがする

あと浅田彰は90年代には「自分はもっと流動的なのを志向するしアイデンティティの引き受けなんてしたくないが、市民権を求める運動においてアイデンティティ政治は必要不可欠であり、それを否定できない」といったそれなりに陰影のある――誰でも言えそうな主張だと思うが――立場だったのが、今年春の新潮でのインタヴューでは「アイデンティティ政治にふける傾向は"退行"」とまで言い放つほどに単純化・劣化してる。

昔の浅田についての雑な言及は、このインタヴューを読んでから遡及的に過去イメージを改変した解釈を施してると思えてならない。

野党議員が新聞社に言論弾圧している!みたいなのがたくさんいるので、真の言論弾圧について理解するためにジェイ・ルービンを読もう!

風俗壊乱 : 明治国家と文芸の検閲 Rubin, Jay(著/文) - 世織書房 | 版元ドットコム https://www.hanmoto.com/bd/isbn/9784902163599

日本における政治的分断の問題、ウォーキズムとか左右とかけっこうどうでもいい話で、正社員と非正規雇用こそが分断的な統治を可能にする装置なのでそのへんをどうにかですね

@toneji アイデンティティ政治という流れはあり、Wikipedia そのまま引いてきてしまいます。

アイデンティティ政治(アイデンティティせいじ、英語: identity politics、アイデンティティ・ポリティクス)は、主にジェンダー、人種、民族、性的指向、障害などの特定のアイデンティティに基づく集団の利益を代弁して行う政治活動。 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%82%A4%E3%83%87%E3%83%B3%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%86%E3%82%A3%E6%94%BF%E6%B2%BB

上記のWikipediaに記載があるような、ある属性に属する人間が社会的不平等にさらされているとき、その属性を自身のアイデンティティとして、政治的な活動を行うことは妥当なことだと思うので、政治とアイデンティティの問題の次元が異なるとは、わたしは考えていないです。具体的には、たとえば「女性」が社会的不平等の対象であるから(女性の平均給料が安いなど)、女性というアイデンティティで集まって是正するよう運動する、というようなことは重要な政治活動だとおもいます。

上記の「女性」アイデンティティで集って運動するというのは一つの例ですが、これはこれでいろいろ問題があり、たとえばアメリカでは「女性」が暗に白人女性を指していたり、あるいはトランスジェンダーを含むのかという問題などはその代表例かとおもいます。

アイデンティティ政治うんぬん言う人、華青闘告発とかもウォーキズムって言っちゃうんだろうか

つーか元ツイートのやつは、じゃあアイデンティティ政治をやめて一枚岩の左派運動しようとでも主張するのかっつーと絶対しないよね。ていうか一枚岩の左派運動が一枚岩ではないことがわかったのがアメリカにかぎらず70年ころの左派運動だし。労働者というアイデンティティで括ることができない(これは大きな物語の凋落って話でもあるけど)を前提にして、どうすれば連帯が可能になるのかということは試練を受けつづけていて、失敗しているのは間違いないけど、ウォーキズムって馬鹿の一つ覚えみたいに言われても参考にならない。

東浩紀がいまは人文系はアイデンティティ政治の人ばかりになったっていうのも状況認識が理解できないな...。たとえば誰なのか、まじでわからない。

アメリカで1970年代辺りから、労働者を基盤とした社会運動が衰退し、大学に基盤を置く活動家(大学の教員で政治活動家というタイプ)が社会運動や左派の実権を握るようになったんですね。彼らは属性(性別、肌の色、性自認など)に基づく正義と権利を主張した。それがアイデンティティ政治。

都知事選ってだれか「属性にもとづく正義と権利」を主張してたんだっけ…。しいて言えば田母神とか桜井誠とかだとおもうんだけど、得票数みるかぎりどうみても後退しているとおもうけど。蓮舫がそう主張しているとおもったのであれば、よほど歪んだ眼鏡をしていて、蓮舫は自身の出自(女性であることとか台湾系であることとか)についてそんなに重要視した語りをしていなかったとおもう。

https://x.com/kemohure/status/1813606229274669235
これか。今回の都知事選もアサクリ問題も、どのへんがアイデンティティ政治だというのかはさっぱり...。

「左派がアイデンティティ政治にのっとられていく」みたいなのを見たけど、具体的になんなのかわからない
多様性っていったらアイデンティティポリティクスだ!みたいになっちゃうとか、そういうこと?

Xの方でARMYの方がプレゼントでシェアしてくださってた記事(有料記事ですが本日15:44まで全文読めます)。とても良かったのでシェア。

旧優生保護法の行方はずっと気になっていて、今回やっと動きましたが、この記事にもあるとおり、『本当に必要なのは、「優生」の名のもとで何が起きたかを、丁寧に明らかにすること。そして、優生思想の根っこにある、「不都合な人を排除したい」という考えや「人々の身体にこそ問題の原因がある」という考え方に最大限の警戒を払いつつ、同じような問題をどうしたら防げるかを考える作業が重要です。』というこのそれぞれが「考える」ことが、被害を受けた方への謝罪や賠償と同時に必要で重要だと思います。

しかしARMYたちの意識の高さ(嫌味ではなく)は凄いよね。
https://digital.asahi.com/articles/ASS7J20KYS7JUTFL005M.html?ptoken=01J34VQV7SXZZ69J6M21BEVQ42

あついんだけど、いまから出かけないといけないのか

いまから折り込んでおかないと

トランプ発言で動くのちょっと…その…そうなるって市場は見てるんすか………?

「円高が進んだ背景には主に4つの要因があると指摘しています。
1 トランプ前大統領の発言

まず、アメリカのトランプ前大統領がドル高・円安を懸念する発言をしたと、日本時間の17日午前に報じられたことです。」

円相場 一時1ドル=155円台まで値上がり 円高の要因は | NHK | 株価・為替 https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240718/k10014514711000.html

蓮舫が個人を標的とした誹謗中傷を訴訟するのはべつに言論弾圧と関係なくないかね。左翼だって安倍を誹謗中傷してたじゃないかというのは、それはそれで訴訟すればいいし(当人がいないけど)。安倍への誹謗中傷が許されるのであれば蓮舫への中傷も許されるべきだということにするのがおかしいので、誹謗中傷を止める手段として法をもちだすのはなにもおかしくない。
SNSのファンネルみたいな現象がやばいので、それに対する牽制としていまのところ訴訟しかないわけだし。

記事差止命令は、事前制約をいっそう厳しく通告する一連の同系統の通達にと発展して行き(おそらく一九二〇〔大正九〕年頃までに)、これによって内務省は、ある種の話題に関する報道や書籍を印刷しないよう、発行者に勧告することができた。一九二〇年代の後半までには、かかる内密の注意が受けられて発禁を避け売るような、内務省御贔屓の出版社に数えられることは、一種の名誉と見なされるにいたっていた。国家総動員法が一九三八(昭和一三)年四月に公布されて、こういう法規外の慣習は、ついに法令の位置に格上げされ、それによって大衆に伝わる戦争情報は、すべて朗報に限られることが確実になったのである。

『風俗壊乱』ジェイ・ルービン

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