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「左派がアイデンティティ政治にのっとられていく」みたいなのを見たけど、具体的になんなのかわからない
多様性っていったらアイデンティティポリティクスだ!みたいになっちゃうとか、そういうこと?

https://x.com/kemohure/status/1813606229274669235
これか。今回の都知事選もアサクリ問題も、どのへんがアイデンティティ政治だというのかはさっぱり...。

アメリカで1970年代辺りから、労働者を基盤とした社会運動が衰退し、大学に基盤を置く活動家(大学の教員で政治活動家というタイプ)が社会運動や左派の実権を握るようになったんですね。彼らは属性(性別、肌の色、性自認など)に基づく正義と権利を主張した。それがアイデンティティ政治。

都知事選ってだれか「属性にもとづく正義と権利」を主張してたんだっけ…。しいて言えば田母神とか桜井誠とかだとおもうんだけど、得票数みるかぎりどうみても後退しているとおもうけど。蓮舫がそう主張しているとおもったのであれば、よほど歪んだ眼鏡をしていて、蓮舫は自身の出自(女性であることとか台湾系であることとか)についてそんなに重要視した語りをしていなかったとおもう。

東浩紀がいまは人文系はアイデンティティ政治の人ばかりになったっていうのも状況認識が理解できないな...。たとえば誰なのか、まじでわからない。
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つーか元ツイートのやつは、じゃあアイデンティティ政治をやめて一枚岩の左派運動しようとでも主張するのかっつーと絶対しないよね。ていうか一枚岩の左派運動が一枚岩ではないことがわかったのがアメリカにかぎらず70年ころの左派運動だし。労働者というアイデンティティで括ることができない(これは大きな物語の凋落って話でもあるけど)を前提にして、どうすれば連帯が可能になるのかということは試練を受けつづけていて、失敗しているのは間違いないけど、ウォーキズムって馬鹿の一つ覚えみたいに言われても参考にならない。