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tenjuu99(天重誠二) | @tenjuu99@pleroma.tenjuu.net

読書、プログラミング、登山、ランニング、美術など
いろいろ雑につぶやいていますが、最近は浮世絵について調べています

高山論で気になるのは、歴史画(というより物語画と言ったほうがよさそうだけど)が絵画という特性上事象の瞬間しか切り取ることができないと論じる点で、これはレッシングが根拠になっているからではあるんだけど、これだと幕末には菊池容斎が異時同図の絵を描いていることなんかは議論できなくなる。絵画の時空間は新古典主義的に組織されなければならない、ということが特に批判なく受け入れられている。菊地容斎の異時同図からは50年くらいか。

あと「大衆的検閲」が主に問題視しているのは大衆の「自粛」による表現活動の萎縮だと思われるけど、伝統的に表現の自由の分野で萎縮効果が生じると考えられているのは、例えば表現を禁止するような法律が制定された場合でその範囲が不明確だったりするときに、国民が法律違反を恐れて広く表現を自主規制するような事態なわけで、今回の場合に無理に当てはめると「差別は許されない」という考えをその「表現を禁止するような法律」に類する社会規範としてみなしていることになる。つまり「差別は許されない」という社会規範に縛られるあまり、国民が過度に表現を自主規制してしまうことを「大衆的検閲」と呼んでいるんだと思われる。でもこれじゃ巷の雑なポリコレ批判とほとんど変わらないし、そもそも「差別は許されない」というのは強制力をもつ社会規範というよりも(ネット空間を一目すれば差別表現が溢れているのだからそういう社会規範が存在しない/機能していないことは明らかなわけだし)通常社会人が有しているべき当然の良識という程度のものだしね。

カドカワの編集部だか営業部だかが極右インフルエンサーにトランスヘイト書籍のステマや批判に対する擁護の依頼をあらかじめしていたことが明らかになっている以上、出版の狙いはヘイトスピーチを振りまくこと(「炎上」させること)そのものによるプロモーションだったと考えるのが普通だし、それが上層部だか法務部だかコンプラ部門だかの知るところになったことで出版中止に至ったんだろうと思われるから、純粋に内部的問題とか経営判断であって表現の自由の問題を生じないんよね。出版社は日々の業務として何を出版し何を出版しないかの判断を無数にしていて、出版中止の判断をされた書籍やら企画やらは星の数ほどあるはずなので、それと同じことだと考えるのが妥当でしょ。

客観説だと、歴史其物、山水其物、動物其物、みたいな、客体に美が内在しているという説になり、またそれゆえに歴史画、山水画、動物画なるものはその客観的な美を純化していくことを旨とする議論になり、つまりジャンル論になる。
これが、抽象絵画の登場および諸メディウムとの区別において絵画について考えるいわゆるメディウムスペシフィシティの議論以降で見ると厄介なものに感じられる。どちらが厄介なのかという話ではあるけど。

試し書き。ハンズにて。

黒地に緑の文字で「END維新」と書かれた電子メモ帳の写真。

明治30年代初頭に高山樗牛、坪内逍遥、綱島梁川らによって展開された歴史画論争、主観客観論争だろうなと予想していたけどその通りで、端的に言えば、美は題材のほうに宿るか(美の客観説)、絵画そのものもしくは主観に宿るか(美の主観説)ということになる。ざっくりとはそうなのだが、高山説の「絵画そのものもしくは主観に宿る」が、レッシングを根拠にメディウムスペシフィックな議論を展開しており、「絵画そのものの美」というのがイコール「主観的な美」であるとは言えない。批判者である坪内はシェイクスピアのなかにまったく「主観的な美」を認めない(没理想)から高山を抽象論だとするのだが、現在の観点からすると高山の議論のメディウムスペシフィックな性格はよくわかる。議論の整理がめちゃくちゃめんどくさい領域だ。

歴史画論争、追いかけるのめんどくさいなこれ

アベプラすげぇとおもったけど、「自民党は腐っている」が「過激な攻撃」であると感じる層がたぶん大量にいるから番組が成り立ってるんだろうな。

アベプラってすごいな...。左=リベラルはあさま山荘事件以降は低調だが、いまはネットを主戦場としてそこで過激な攻撃をしている。「ほんとうに自民党は腐っている」「国葬にかけた税金返して欲しい」というコメントがリベラルの「過激な攻撃」であるらしい。

うーん、ボイコットが成功するために必要な条件ってなんだろうか。
https://note.com/bdsjapan/n/nf1ee9a929adb

「まさに「詐術」みたいな映画で、この映画はまず「障害者の実態」(汚い・気持ち悪い・コミュニケーションができない)を描いて、つぎに「障害者を殺傷した容疑者の主張(優生思想)をおまえは否定できないだろ?」「だってお前も障害者は人間じゃないと思ってるもんな?」という論を張るんだけど、そもそも、その「実態」自体が間違った情報・極度に一般化されたレアケースを基にしていて、かつそれをホラー映画の演出で表現しているため、事情を知らない観客はこの詐術によって騙される。この極度に一般化されたレアケースというのは、要するに、こんなことがあったらその施設には警察の捜査が入って、マスコミ報道され、職員は逮捕起訴され、運営法人が消失するレベルの話であって、こんなのが一般的でたまるかという話なのだ。そして、この論の出発点にあたる「障害者は実際汚いし意思疎通できないじゃないか」という前提そのものがクソ差別なんだよな。ざけんなよ」

https://note.com/tokyonitro/n/n44f6aa6caa2a

こういうのしっかりやっているのいいな。
https://twitter.com/archaeology_arc/status/1732597802939916606

そんな手段あるんかとおもったけど高すぎるわ
https://twitter.com/takashipom/status/1732656869175693696

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バンクシー、好きじゃない部分も増えてしまったけれど(カウンター的、ゲリラ的であることと名声とのあいだに翻弄されてしまっている印象がある)、パレスチナ問題に対するガチっぷりとそのブレなさはマジだし、バンクシーというアーティストがいるおかげでCasa BRUTUSにパレスチナ問題に言及した記事が載るわけだから、やっぱすごいと思う。

バンクシーはなぜパレスチナで作品を描き続けるのか? | カーサ ブルータス Casa BRUTUS https://casabrutus.com/categories/art/385192

イエスの生地とされるベツレヘムでは今年、恒例のクリスマスの祭りが中止になる。
「もしこの今イエスが生まれていたとしたらイエスはガザの瓦礫の下で生まれていたでしょう」と牧師のひとりはいう。「イエスの似姿がたった今こうしてガザの瓦礫の下にいる子供たちのひとりひとりの中に見えるのです」
今年のクリスマスのためにベツレヘム教会に飾られたイエスの人形は瓦礫に囲まれている。それは「ガザの人たちへの連帯の印」なのだという。「クリスマスとは、苦しむ者、虐げられた者とともに神はいるということ。それをこの瓦礫にかこまれた人形を通して伝えたいのです」
https://twitter.com/Timesofgaza/status/1732477385029616079

アルジャジーラの記事
https://www.aljazeera.com/program/newsfeed/2023/12/5/nativity-scene-places-baby-jesus-in-rubble

梅津の話法って前から思ってたけどひろゆき話法だよな。攻撃したい対象を適当に権威らしきものと仕立てあげて歯に衣着せぬ物言いをするだけで、その権威ががらがらと崩れて溜飲を下げることができる。でっちあげた神殿だから崩れるのあたりまえだが。こういう手合いが重宝がられてしまうのもひろゆきと同じ。

梅津ってテキストから参照項が見え透きすぎていて、ほんとに凡庸な書き手だな。単純に無知なんだけど粉飾だけうまい。
https://bijutsutecho.com/magazine/review/14030

これだけ優れた美術批評を書く人が、どうしてあんな凡庸なマティス論を書いたのか謎である。

沖縄の美術について調べて、改めてこの人すごいなとなった。
https://note.com/poststudiumpost/n/n2ad44b828240

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