少し前のエントリー。後半の雑記に書かれている、出版界で言われる「マーケットイン」の問題点についての指摘に注目。
注目新刊:星野太『食客論』講談社、ほか(ウラゲツブログ)
https://urag.exblog.jp/241750369/
ニンテンドーって名前でこれ出てきたのがちょっと悲しい。
https://www.nintendo-systems.com/
シンゴジラ見ると、すんごい気持ちいいんですよね。文字通り、癒される。消せない事故はなかったことになっているし、代わりに起きた事故は「消せる」「修復できる」、つまり「半減期のある」事故になってる。現実とは違って、優秀な官僚が心を持って戦ってくれる。あれだけ街が破壊され、人が死んでるはずなのに、人が死ぬ描写は一切ない。だから不思議と「壊されてるのに癒される」。この虚構、ファンタジーのほうが現実なんかよりよっぽど気持ちいいからです。その気持ちよさ、心地よさが気持ち悪かったですね。
そうですね。まさしく。みんな「ゴジラが見たいだけなの!」って感じでいうんだろうなーって推測するけど、実際は「日本人として生きたときに、こうだったらええなー、気持ちいいなーを見てる、見たい」だよね。政治家は国民のことを考えてくれてて、官僚も国のことを考えてくれてて。現実は国に尽くそうとした官僚を自殺に追い込むのがうちんく政府だったわけだけれども、この映画を見てた人が実際に「そこ」に怒ってるのかどうか......。そして福島の事故はなかったことにされ、代わりに「ゴジラ」という、「誰が悪いわけでもない天災」が襲ってくる。それをなんとかするし、諸外国の外圧に抵抗して、日本国が主体的選択をした結果、国土が守られた!っていう。もうすべてがファンタジー。この大変強度な政治性を持ったファンタジーが心地いいっす。って、そういうこと言うとある種の人たちをものすごくイライラさせてしまうらしいね......。