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めちゃくちゃいまさらですが、2021年に百瀬文が「日常の輪郭」という展示で出した「Flos Pavonis」という映像作品について書きました。
https://blog.tenjuu.net/2025/01/flos_pavonis_momose_aya
その後も何度か上映されているので、見た方もいるかもしれませんが、ポーランドで人工妊娠中絶を禁止する法案が施行されたときに作られた映像作品で、身体の自己決定と中絶を巡る問題を扱っています。

これ、母の「身体の自己決定」を子が肯定すると、自分が生まれてこない可能性を肯定する必要があり、「全ての女性の身体の自己決定権」に連帯しようとすると、自己の消去も含意されている、ということをアポリアだとしているのだけど、たぶん文章だけだとわかりづらい。映像を見ればわかるから(ほんとか?)、文章は蛇足と感じるのは、この手の文章にたいしてはしばしば思う。
だけどこうして説明してみないと批判的な検討をすることができないという問題があって(人間の脳は不便だ)、蛇足も必要だとしてまずい文章を慰めることにする。

Flos Pavonis のレビューで圧倒的によかったのはこれです
https://note.com/karinshima/n/ndf20b28b399e
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先日書いた、百瀬記事との関連で、こういうのがあった
http://www.arsvi.com/2000/021116ys.htm
身体の自己決定権と堕胎をめぐる論点で、リベラリズム的な観念として限界づけられている。