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クレメント・グリーンバーグはアカデミシャンではなくて批評家で、批評空間で紹介されてたころとかはまだ扱っているのが藤枝晃夫とかだったけど、なんかゼロ年代をつうじてアカデミシャンの言説を通してアカデミックな対象になったせいで硬化しちゃったよな。gnck とかは批評として使っているけど。

売文家としての批評家は下げて見られる対象ではないんだけど、売文的な批評家が美術業界的には椹木野衣以降あんまりでてきていないというか、売文行為そのものがちょっと下っぽく見られている雰囲気がある。業界的な単価が低くなっているのもあるんだけど...。

グリーンバーグのフォーマリズムって原理原則じゃなくて批評的な態度であると、ある世代までは疑問の余地なく受け取られていたとおもうけど、自分たちくらいの年代では決定的に批評というものが退行してしまって、その態度としての批評というものが忘れられているような感じはする。

売文的な批評文体を書きたいタイプの人たちは同人誌のほうにいってるんだよな。
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売文って悪口で言っているつもりがないんだけど、文字面だけで悪口に見えてしまう...。