だいぶ昔に「アジアのキュビスム」という展覧会があってその図録を読んでたんだけど、興味深い試みであるわりには、アジアでのキュビスムの受容は表層的にとどまった(様式として取入れられた)としていたのはかなり残念であった。それに対応して表面的な規準で作品を集めていたのも残念だった(これに対する言い訳が図録で繰り返されている)。戦前でも香月泰男とかかなりまじめにキュビスムの造形的問題を自分なりに扱ってたけど、図録には香月の名もないのだった。
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https://www.momat.go.jp/exhibitions/423
一運動としてのキュビスムの紹介を超えて、アジアにおける国ごとの美術史を綜合的に捉え直すという狙いのもと、国というカテゴリーを解体し、
というのが、結果としては表層的な様式論的分析に依存することになって、主題にたいするアプローチそうなの?というギャップが拭えない いくらでもアプローチ改善できるとおもうんだけど、続きがあってほしい