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日本にヨーロッパのような公論がおきないのは、江戸時代に形成された検閲システムが明治期に引き継いで発展させ、太平洋戦争時にはそれが肥大化したけど、ほとんどそのせいじゃないかなという気がする。検閲こそが批判を封じる。
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戦後に、健全な批判的言論環境が形成されたかというと、ぜんぜんそんなことない。制度的な問題もあるし、ならい性みたいなとこある。

江戸期には、同業団体(仲間)による事前検閲があり、幕府のほうはといえば、事後的な出版差し止めが可能であることと、仲間は連帯責任をとらされた。これは自主検閲を促進したし分散的な言論統制だったけど、明治期以降は徐々に検閲制度そのものが中央集権的になっていき、太平洋戦争までには全面的な中央集権的検閲が可能になっている。

明治から太平洋戦争にかけて、国民の権利は徐々に抑制されていく歴史だったけど、戦後になったらそれに変わって徐々に権利を拡大する・獲得するというイメージを持てるものだろうか