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『バトラー入門』読みおわった、めちゃくちゃよかったです。
自分は自身のジェンダーについて疑問に感じたことがなく、そういったアイデンティティへの疑問のなさはマジョリティの意識そのものなんだけど、この本は自身のマジョリティ性を揺さぶるものがあった。自分のマジョリティ性にもまた疑問をつきつけられる。この本で藤高さんがバトラーの戦略として取り出そうとしているのは、そういうものなんだとおもう。

「わたしはシスでヘテロで日本人です」と自身を呼んでしまえば、そのことがまさに自身をトラブルから遠ざけ、安定した構造のなかに配置してしまう、いやマジョリティとはまさにそうして安心を得るものなんだ
バトラーがジェンダーとセックスの非連続性を主張するのは、バトラー自身がジェンダーのトラブルにみまわれたからだろうし、人をトラブルに巻き込むものでもあるんだろう
だいぶジェンダー・トラブル読んでみようという気になったけどたぶん挫折する
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