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西洋美術館での抗議行動の趣旨がでていた。
https://docs.google.com/document/d/1OBX12TkVg_WlSbsevVLKVzphMAT3BKMoY4Uy6YP9w2g/edit

これにリンクがあったので川崎重工の社史読んでいるけど、やっぱり歴史修正主義的記述は意図的ですね。松方幸次郎が社長業を退いたあとの社史に名前がでてこず、大政翼賛会の推薦議員であっため公職追放された、という記述がない。当時社長の平生釟三郎も貴族院議員で公職追放されたという記述はある。これはあきらかに松方幸次郎の名誉を守る意図がはっきりある。
日清・日露戦争についての記述も、まあ川崎重工側からみるとそうなんだろうな...という内容で、「日清戦争に勝利、列強の仲間入りへ」など堂々と記述しいている。むろんそれにともなう台湾の植民地化、その後の朝鮮の植民地化などの記述はない。積極的に日本の帝国主義政策の中心にいつづけた企業なわけで、戦前の構造を一切反省する気がないことが明確。
ほんとうはもうちょっとなんかあるのでは?と期待していたけど、ここまで歴史修正主義的態度があきらかだと、やはり西洋美術館の歴史記述は改めなければならないと感じた。
https://www.khi.co.jp/corporate/timeline/pdf/125history_05.pdf

なんとなく、「そうかな?松方コレクション大丈夫なのかな?」とうっすらおもっていたことが、ここまで歴史修正主義に染まっていると、やっぱりショックはある。

これは日本の美術史家の責任も問うていったほうがよいのではないか

現状のアクションと直接関係ないとはいえ。
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近代美術への憧れいっぱいだった若いころ、東京で最初に行ったのが国立西洋美術館でした。

歴史修正主義とは最近はじまったことなのではなく、こういった戦前から日本の真ん中にいる企業やステークホルダーが、日本の歴史について都合のよい物語を語ることによって成立している、ということは銘記すべきことだ。

川崎重工は歴史修正主義に一時的にかぶれているなどではなくて、むしろそれを作りだす中心にある。西洋美術館でさえそうなのだ。