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柏原えつとむ、小泉博夫、前川欣三らによる「Mr.Xとは何か?」で、磯野波平とフジ三太郎を手動で合成して一つの図を作っていて、ちょっとおもしろい。1969年。
磯野波平とフジ三太郎の線図。「1の視点 イソノ氏であっても三太郎氏であっても、グラフ(A B C 1 2 3)に位置をしめ、線又は面で構成されるフォルムにすぎない。」と記載されている。 磯野波平とフジ三太郎を合成した図。「2の視点 上手のものはたとえ、数値的にその距離と位置を確認できる線、面によって構成されているものであっても、それが何であるかを認識できうるフォルムである。」「2の視点における合成により生ずるフォルムは、常に認識可能なフォルムである。」と記載されている。
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馬と人間の中間図。
馬と人間の線図を重ね、それぞれの図の各頂点を結び、中間地点をつないでいる。

この本に、この展示に際しての作家たちのパネルディスカッションが記載されているんだけど、作家がどういうことをやっているか説明しているところを客席から割って入って「作家が三人いるんだから個性があるはずだ、それをどう受けとればいいのか」とか「内面はどうなっているのか」みたいな、めちゃくちゃピントが外れた質問を立てていて、すれ違いまくっているのがおもしろい。1969年当時の「美術」の観客は「描かれた絵」というものがあったら内面とか個性とかそういうものが必ず表出するはずだ、と考えていたっぽい。