pleroma.tenjuu.net

tenjuu99(天重誠二) | @tenjuu99@pleroma.tenjuu.net

読書、プログラミング、登山、ランニング、美術など
いろいろ雑につぶやいていますが、最近は浮世絵について調べています

『東京美術学校物語 国粋と国際のはざまに揺れて』(岩波新書) https://www.iwanami.co.jp/book/b658512.html

新関公子著、2025.3.19発売予定。これは買わないといけない

著者のことをまるで知らなかったので軽く検索してみましたが、1940年生まれで東京藝大名誉教授だそうで、藝大の歴史を語るにうってつけの存在ではあります

「思想」がフランツ・ファノン特集だけど、気になる論考が多い
https://www.iwanami.co.jp/book/b658045.html

ヤバイ本が復刊されている、ほしい...
https://www.kokusho.co.jp/np/isbn/9784336077172/

賛同する学校(学生)が凄い増えてた。それだけ切実ということだよね。3つのイシューの中に外国人留学生の学費値上げ問題が入っていないけど、1に含まれるのかな。Xアカウントでは賛同者の声を投稿していて読み応えがあるものが多いので、Xをやっている方がいたら読んでみてください。後で余力があったらこっちに流します。
今の学生だけじゃなく、これから学生になる子どもや赤ちゃんにだって影響するし、どんな未来を望むかっていう話でもある。

学費値上げ反対院内集会の告知画像
賛同大学(生)、日時、場所などが書かれています。

HHKBのキートップの下に地獄が広がっていた

身近な人が陰謀論者になってもなんとか付き合いをやっていく方法(2025年2月9日の日記)|人間が大好き https://note.com/hito_horobe/n/nb156df57bb5b

ご飯食べながら『美味しんぼ』。海原雄山、やっぱいいわあ。極まっている。圧倒的権威主義。「日本の味覚の伝統はハンバーガーとフライドチキンですでに大きく損なわれている。これに加えてファミリー・チェーン店でカルフォルニア米を食べれば、味覚の破壊は完了する」。

北澤の由一の風景画が遠近法的視覚を成立させているという議論に対する疑問・反論は、けっこう素朴に可能で、トンネルの外から見ている風景について「見る者を疎外するような景観」と述べているのだが、由一は同じトンネルをその内側からも描いている。この一例を見ても、北澤は結論ありきで由一の絵について論じているとおもう。これがまさに「近代化」のナラティブ。
https://scrapbox.io/tenjuu99/%E9%AB%98%E6%A9%8B%E7%94%B1%E4%B8%80%E3%80%81%E5%8C%97%E6%BE%A4%E6%86%B2%E6%98%AD

なんでこんなことが気になっているかというと、スピヴァクを読みつつ、その参考として丸山美佳の「アンラーンの可能性をめぐって」(群像2021年4月号)を読んで、スピヴァクの言う「アンラーン」も内面化された近代を忘れることであってみれば、ポストコロニアル/デコロニアル系の理論が南米で発達していたり、いわゆる第三世界で「近代化」のナラティブへの批判的な検討がポストコロニアル理論の背景にあるけど(サイードもこの系譜に入れていいかもしれない)、日本で直球で「近代化」のナラティブを批判的に検討しているのはあまり見ない気がする。というか美術業界では『眼の神殿』が1989年で、これが日本におけるポストコロニアル的反応(?)だとすれば、「近代化」についてかなり肯定的なナラティブを語っていることになる。

明治以降の「近代化」のナラティブが、戦前と戦後で実は共通するように思うんだけど(というか実はこのナラティブは無傷のまま修正されて戦後にひきつがれているんじゃないか)、このへんの論考書いている人いないかな...。美術だとおもいあたらないのだけど。

近代化が非連続的なものだとイメージされる史観、西洋的なものが日本において地盤をもたないものとして椹木野衣に変奏されているし、もっと古い事例でいえば近代の超克もそうだとおもう。

このへんは大塚英志もけっこうそういう史観をつくりがちで、西洋文化の輸入=近代化という図式をつくりがちで、このへんは訂正する必要があると思うんだけど、こういう批判的検討はどのくらい明示的になされているのかわからんな。
木下直之の『美術という見世物』はそういう意味では、輸入された諸概念が在来の習慣のなかに違和感なく受容される様を丁寧に追っていて、「近代化」のイメージがそう言われるほど非連続的なものではないことを示している。

『眼の神殿』あたりの「近代化」のイメージ、いま思うと「西洋化」にひきずられすぎているとおもうんだけど、再読したい。高橋由一が風景を描いて主観・客観図式が導入されているとするのは、単純過ぎるんだけど、そう主張している箇所があるんだよなたしか。

ザバス異常値上げしてるな

https://hollo.tenjuu.net/@tenjuu99
とりあえず貼ってみる(この pleroma からアカウントを認識できていない...)

実は、こんな本が出たのです。よろしければ拡散していただくとうれしいです。

土肥いつき著『トランスジェンダー生徒と学校』の表紙の写真

空気が入り込むの、飲み物飲むときにけっこう困るな

歯がないと変な笛みたいな音が鳴る
クゥクゥ

女性の計算手たちを取り上げた映画として記憶に残るのは『ドリーム』。もう10年近く前の作品か……。事実と異なる点も多々あるとのことですが、この映画に関してはそれは瑕疵にはならないと思います。
https://ja.wikipedia.org/wiki/ドリーム_(2016年の映画)

スピヴァクの文章、意味が取りづらすぎる

»