https://www.asahi.com/articles/ASRB03H1LRB0ULFA009.html
去年の記事だけど、アッバス議長のインタビュー。
――あなたはそれでも、「2国家解決」の実現を本当に信じていますか。
はい。現実が、あらゆる合意をほごにされた状態に陥っていることは認めます。それにもかかわらず、私たちはこの場所でイスラエルとともに生きていくしか方法がないのです。私たちだけではなく、お互いに。
日本のメディアはイスラエルとパレスチナ、両方の状況を報道しようと努力しているよ。
「アメリカのジャーナリストにそれを求めても無駄だろうね。彼らは自分のスタンスで報道する。パレスチナ人のジャーナリストが増えることを願うよ」
増えそうかい?
「増えるだろうね。移民自体が増えているから」
今、世界はパレスチナへの連帯を示す人が増えている。イスラエルはやり過ぎたんだ。民間人を殺し過ぎた上に上層部の発言に問題があり過ぎる。パレスチナ人を“ケダモノ"と呼んだのを知っているかい?我らは光の民、彼らは闇の民だとも。
「そうなのかい?ちょっと待ってくれ、それをイスラエル高官が言ったのかい?」
アメリカでは本当にそういうことを報道しないのかい?
「わからない。自分が聞き逃しただけかもしれない。ただ、まだアメリカではパレスチナ支持へはバッシングが起きる状況だよ。ハーバードやコロンビアの話を知っているかい?」
聞いたよ。アメリカにもそういう考え方が生まれつつあるんだなと思った。
「分断だよ。あれがまたアメリカを分断したんだ」
アメリカも血を流しつつあるというわけなのかな。
「その通り」
こんな話をした朝。
アメリカの友人と電話。アメリカ市民の間では今の中東問題がどう受け止められているのか聞きたかった。
「こちらではガザの状況はあまり伝えられないんだ。自分もラジオも併せて聴きながら気をつけているんだが、イスラエルの悲しみは伝えられてもアラブの方はよくわからない」と。
それはもちろんアメリカ社会に深く入り込んだユダヤ系市民たちへの配慮でもある。また民主党支持者にもユダヤ系は多く、親イスラエルの宗教右派、福音派の信者たちは共和党支持者であり、要はどちらの党もイデオロギーに関係なくユダヤ人の意向を汲まなければアメリカの政治世界で生きてはいけない。
友人は言う。「ただ、アラブ系の移民も増えたんだ。パレスチナへの連帯を示すアメリカ人も増えてきたし、それはヨーロッパにも言える。だんだんとパレスチナへの配慮を必要とする状況になっている」
できればガザの窮状をもっと伝えて欲しいな。あれはテロへの報復とは言えない。ただのジェノサイドだ。民族浄化だよ。
「残念だが、アメリカのメディアは伝統的にユダヤ人が多いんだ。イスラエル寄りの報道はそのせいもあるかもしれない。パレスチナ人のジャーナリストはほとんどいない」
ただこのテキストを読んで興味深かったのは、ドクメンタにおいてはずっとナチス、ユダヤ人、パレスチナという問題系が継続しているということ。
BgAKのドルゲは、ドクメンタと反ユダヤ主義の問題を遡っている。ドクメンタ初期のナチスとの関連については、レッドマンの研究を一通り踏まえた理解を示している。また、ドクメンタのお気に入り作家、ヨーゼフ・ボイス[27] についても、ナチスの兵士としての経歴だけでなく、人智学への傾倒を、ルドルフ・シュタイナーの反ユダヤ主義[28] を通して批判的に捉えている。また、documenta 12のオーストリアの作家、ピーター・フリードル[29] のキリンの作品についても、その反ユダヤ主義的性質を理由に展示に対して疑義を投げかけている。ちなみに、フリーデルのキリンの剥製は、パレスチナの都市カルキリヤにある、パレスチナ唯一の動物園から輸送されたもので、第2次インティファーダの最中の2003年、イスラエル軍の砲撃でパニックになり、暴走して命を落としたブラウニーという名を持つキリンのものだ。
杉田氏は、このピーター・フリードルがパレスチナからもってきたキリンの剥製を、BgAKの主張を鵜呑みにして「反ユダヤ主義」と見做したのだろうか。
"エドワード・サイードに私は教わりましたが、最後の5年間、彼はひたすら同じ事を繰り返しているわけです。テーマは「イスラエルの占領はいけない。パレスチナは独立ではなく、解放されなければならない」。ひたすらそれです。「オスロ合意は間違いだった」。イントネーションを少しずつ変えながら、色々なメディアに色々な言葉で、ひたすら単純なメッセージを書いている。80年代には、非常に陰影に富んだものを書いていましたが、晩年の5年間は、とにかく単純なメッセージでいいから、世界中の1人でも多くの人に知ってもらいたいと。声を枯らして同じ事をずっと言う。
論文の密度は、こう言っては失礼だが落ちています。継続的な読者には「また先生、同じ事を書いている」と言われる。ところが、サイードにとってはメッセージの相手がその都度違うわけです。言う先々で言葉が消えていくむなしさの中で、それでも言いたいと。"
【B.J.インタビュー】四方田犬彦・著書刊行100冊突破記念!!『濃縮四方田』ザ・ベリーベスト・オブ・四方田犬彦【Book Japan】 http://bookjapan.jp/interview/090428/note090428_2.html
https://www.art-it.asia/top/contributertop/admin_ed_columns/232708/
https://thequestionoffunding.com
彼らを招聘したことがひとつのきっかけとなって、ルアンルパは「反ユダヤ主義」だとレッテルを貼られることになった。
まあウェブサイトの主張を読んでも、ぜんぜん反ユダヤ的なものではない。ただ、イスラエルへのボイコット運動はしているようで、それが「反ユダヤ的」とされたらしい。
https://tripleampersand.org/context-everything-except-comes-germany/