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バウハウス的なデザイン観だと、個別的な媒体の研究と、それをうまく秩序形成していくという二段構えで、初期にアレコレの事情がありつつも手工親方と形態親方の種別を形成したのも、素材にたいして形式を与えるという古典的な観念にしっかり則っている。

これじたいは現代でも通用するデザイン観念だとおもうけど、こういう考えでいくと、形態訓練としてのデッサンとかが横断的な技術として把握され、素材をどうやって分類するかという話になってくる。バウハウスでも専門がわかれるのは当初は素材の差で(金工とかテキスタイルとか)、「インダストリアルデザイン」という観念も、近代的な産業と前近代的な手工業の差は素材の差だと把握するようなカテゴリーになっているとおもわれる(これは現代の美術大学でも見ることができる区別だ)。
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現代ではこのデザイン観念ではうまく機能しない場所があきらかにあるんだけど、それを上手く説明できないな。