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江戸期吉原について調べて、本質的には人身売買が問題で、それも人身売買は人権侵害だから駄目と言って済まされる話ではなく、貧困に対しての対策が全くないから、幕府が人身売買的制度を許可してしまったという歴史がある。明治にはいって、表面的な人身売買の禁止がなされ、それによって売春は女性の自己責任ということになり、構造的にはなにも変わらないのにより過酷な立場になってしまった。
現代では日本国内で相対的に貧困度合いは減ったから望まない売春は減ったとおもうけど、国内でもそれが無くなっているわけではないし、貧困国の人身売買もある。
「買春の禁止」によって日本はクリーンになるかもしれないけど、問題は他所に転嫁しているだけになる。極端な経済格差がありつづけるかぎりこうした人身売買市場は成立してしまうわけだし、「買春の禁止」とは都市計画におけるジェントリフィケーションのようなものでしかないとおもう。
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