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ファシズムについて興味がでてきているんだけど、ファシズムの登場の背景には分散型の意思決定機構が正常に機能するかどうかが問われているように思われ、日本の場合でもいくつかの集団の意思を代表する代議士制ができて、しかしそれがほぼ財閥の走狗に見えるようになったときにファシズムが勃興しているように思われる。近代国家は分散型の意思決定機構として設計されていたが、それが機能不全に陥るときにファシズムのような独裁に近い意思決定機構が発達する。戦前の国際連盟の失敗も、国家どうしの寄り合いにおける分散的な意思決定機構の破綻なんだと考えてもよさそう。
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日本では最終戦争論(石原莞爾)が唱えられたけど、これは国際問題の解決に戦争しかなかったから(国連のような連合型の仕組みが機能しなかったからと思う)、世界統一政府が樹立されるまで戦争が繰り返されるという考えだが、分散的なシステムの採用を諦めた結果でもある。