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本を読まない人が6割超という話、「(物理)本を読む」ことに価値があるという仮定がよくわからないけど、大人になって本を読むかどうかって、いくつも契機はあるはずで、調査対象の情報がインターネットになければどうしても物理本に手を出す必要があったりするし、それが仕事の場合も趣味の場合もある。キャリア変えたいとかで業界や新らしい技術について勉強しなおすとかもあるとおもう。
「本を読む/読まない」みたいな解像度で調査をするのがよくわからなくて、調査や体系的学習のニーズなんていくらでもあるはずで、書籍販売業界はそういうニーズにぜんぜんアプローチできていないのでは?と思ってしまう。

https://news.livedoor.com/article/detail/27201530/
この記事。「仕事や勉強が忙しくて読む時間がない」って、いや勉強はどうやってるんだよ。

出版不況の構造的な原因は「本を読まなくなった」のではぜんぜんなくて、「雑誌が読まれなくなった」からですよね。雑誌みたいな情報源はインターネットに代替されるのはそれはそうで、そこはもう問うても仕方がない。「本を読まなくなった」で問題があるとすれば継続的な学習への意欲みたいなものが衰退しているかどうかなはずだけど、リスキリングとか言うわりには、そういう話には結びつけないのよね。リスキリングでキャリア変更したいという層がたくさんあるのであれば、学習意欲はあるわけだから読書への意思だってあるはずだし、むしろそこのニーズ掘れるはずなんだけど、「本を読まなくなった」で済ませるの怠惰すぎるとおもう。
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大学が社会人に対してあまり開かれていないというのと並行する問題な感じはする。