東京行って、上野でマティス展見てきた。マティス、全然知らなかったんだけど、見ると爆笑じゃん。わざとかボケてるのか画面の右側彩色サボってるような絵があったり、「モデルを見ながら絵を描く画家の絵」があるのだが、モデルじゃなくて画家のほうがヌードだったり(笑)。「お前がヌードかーい!」って思わず美術館でつっこんでしまったのだが、みんなすんごい真剣に見ている。いや、そりゃ真剣に見てもおもしろいんだろうが、もっとこう「バッカじゃないのwww」みたいに見てもいい気がするし、日本社会真面目すぎるんじゃないの?と思ってたら、後ろで外国の方なのかな。おじさまが同じようにニヤニヤしててよかった。
美術館から出て、記事を調べてたら天重誠二がまったく同じツッコミしてて嬉しくなった。https://twitter.com/tenjuu99/status/1652671047177748480?s=20
画家のほうがヌードって、ほんとストレートな「ボケ」でわかりやすいし笑えるし、野暮な解説しちゃえば「なんでいっつも見られるほうが脱いでるのおお??」って決まりに対する政治的な反乱とも、「見られる側がいつも脱いでるので、今回は画家が見られてるので、画家が脱いでみました!」という従順にも取れてとてもいい。まあ、単純に絵がいいですが。
マティスとオリエンタリズムについて、天重のこの記事もとてもよかった。
https://blog.tenjuu.net/2023/04/henri_matisse
自分もオダリスク見て「オリエンタリズム全開やないかい!」と思ったのだが、ここらへんの解説見て「読む意味ないな」と思って以降絵だけ見ていった。それっぽいこと書いてるけど、解説ひどいですよ。
@tenjuu99 天重さんのツイートは我が意を得たりで嬉しかった。記事はとても勉強になりました。ツイッターでは若干炎上?してたっぽいですが.....。