業務の作業残だけを考えるのであれば、「残」という概念すら不要で、特定の場所にモノとして積んでおけばいい。トラックの荷物が空になれば運搬の作業は終わったことを意味するし、モノが残っていればまだ業務がある。モノの世界ではそうやって管理している。「残」という概念は、物質世界にはまさにそれがないから発明に値する。
こういう物質的・空間的な業務量の認知ってたぶんヒューマンスケールで把握されていて、作業量もなんとなく目分量で把握され、それで問題は起きない。帳簿の存在は、業務とヒューマンスケールとの依存関係を切るためにまずはあると思う。