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ドクメンタ15にでていたパレスチナのアーティスト集団 The Question of Funding
https://thequestionoffunding.com

彼らを招聘したことがひとつのきっかけとなって、ルアンルパは「反ユダヤ主義」だとレッテルを貼られることになった。

まあウェブサイトの主張を読んでも、ぜんぜん反ユダヤ的なものではない。ただ、イスラエルへのボイコット運動はしているようで、それが「反ユダヤ的」とされたらしい。
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杉田氏のドクメンタ15不参加レポートを読んだが、「反ユダヤ主義」の名においてパレスチナ人アーティストが悪魔化されていたという事情には触れず、今読むとまったく不公平なものだった。それを詰るような資格は自分にはないのだけど。
https://www.art-it.asia/top/contributertop/admin_ed_columns/232708/

ただこのテキストを読んで興味深かったのは、ドクメンタにおいてはずっとナチス、ユダヤ人、パレスチナという問題系が継続しているということ。

BgAKのドルゲは、ドクメンタと反ユダヤ主義の問題を遡っている。ドクメンタ初期のナチスとの関連については、レッドマンの研究を一通り踏まえた理解を示している。また、ドクメンタのお気に入り作家、ヨーゼフ・ボイス[27] についても、ナチスの兵士としての経歴だけでなく、人智学への傾倒を、ルドルフ・シュタイナーの反ユダヤ主義[28] を通して批判的に捉えている。また、documenta 12のオーストリアの作家、ピーター・フリードル[29] のキリンの作品についても、その反ユダヤ主義的性質を理由に展示に対して疑義を投げかけている。ちなみに、フリーデルのキリンの剥製は、パレスチナの都市カルキリヤにある、パレスチナ唯一の動物園から輸送されたもので、第2次インティファーダの最中の2003年、イスラエル軍の砲撃でパニックになり、暴走して命を落としたブラウニーという名を持つキリンのものだ。

杉田氏は、このピーター・フリードルがパレスチナからもってきたキリンの剥製を、BgAKの主張を鵜呑みにして「反ユダヤ主義」と見做したのだろうか。