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「近世の遊廓と客」は、著者が遊廓に通う客の気持ちが一切わからねぇというところから研究を出発した論考で、いままでの江戸期資料の読解が、「書き手および読み手が男性客である」ということを忘れた読解にもとづいているということを明かにしたというだけでも画期的な論考だとおもった
https://www.yoshikawa-k.co.jp/book/b548025.html

「男性客にとって都合のいい遊女」という像が、出版物などを通じて構築されるんだけど、それもまるっと読みおとされて「遊女の規範」みたいなものが直接的に語られてきた、というなかなかびっくりする状況であったと。
色道みたいなものが江戸期に確立するけど、これも男女の関係というより、男性同士のかなりホモソーシャルな世界があったから成立していたように思える。
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