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松方正義の孫娘にして後にエドウィン・ライシャワーと結婚するハル・ライシャワー(松方ハル)が書いた伝記を読んでいるけど、はあー松方家から見ると二二六事件が軍政の一歩で松方家周辺は「自由主義的で進歩的で反戦」だった、ということになるんだな〜

「明治の元老たちはえらかった、昭和になって台頭してきた下級兵士的な軍人たちがおろかな軍政を敷いた」みたいな史観、ブルジョワの視点からはそうなるよなぁ。松方ハルをブルジョワと呼んでいいのかわよくわからないが...。
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ハル・ライシャワー本のなかに、三人のにこやかなおじさんが写った写真が掲載されており「汪兆銘政権確立のころ、南京にて。左から周仏海、松方三郎、松本重治(1940)。」とキャプションがある。汪兆銘、戦時下の傀儡政権で、松方三郎は幸次郎の末弟にして養子、松本重治は幸次郎の甥で、松方家が傀儡政権に深くかかわっていたことがよくわかる。松本重治は、戦後幸次郎のコレクション返還に中心的な役割を果たしている。