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日本美術院百年史、おもしろい。

「荘重」だの「艶麗」だの「沈着」だのやたら抽象的な題が与えられ、その題に適した絵をみんなが持ち寄って互いに評価しあう会の速記録みたいなのが掲載されていて、「沈着」という題に対して富岡永洗などは「毎回課題が難しすぎる」と嘆いている。

「陸離」という題が与えられた回があり、光がキラキラしていることらしいのだが(知らなかった)、尾形月耕が気球の上がる絵を描いていてめちゃくちゃ笑った。

みんなちゃんと光を主題にして描いていて、その評も載っているんだけど、月耕一人だけ気球の絵描いてて評が掲載されていない。言葉なく気球が上がっているさまがたいへんよろしい。
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