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16年前のブログに書かれてるじゃん。やっぱり最初っから美術館も美術もどうでもよくてついでにすぎなかったわけですよね。こんなどうしようもない態度のとこにロスコとかあるのむしろ哀れな気すらするので早く売ってほしい。

> 通常企業が美術館を作るときは財団法人などを設立して、別組織にするものだ。学芸員に聞いた。なぜ美術館が企業の一事業部門なのですか? いざというとき収蔵作品を売却することができるためです。何ともはや。
https://mmpolo.hatenadiary.com/entry/20080420/1208638859

自分がこれと類似の問題と考えているのは、立川の岡崎乾二郎作品撤去問題で、単なる私有財産として囲い込まれた美術作品は公共財としての性質を持たない。
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立川の件では、美術業界(というか美術評論家連盟とかだけど)はそういうふうに振り返らなかったし、今回もそうなるだろう。作品にアプリオリな公共財としての性格を読みとろうとする。美術業界はこういう誤謬から反省する必要があるとおもうけど、この手の議論を展開できる人がおもいあたらない。

これは美術の自律性という概念に関わる問題であるはずだけど、論者がアプリオリな美術の自律性を強調することは完全に無意味で(立川の件で美術評論家連盟はまさにそうした論理を展開していた)、そうではなく自律性を確保できるスキームを考える必要がある。これで川村が美術館存続という決定をしたら、またなんにも議論は進まないで「よかったねぇ」で終わり。

でもアメリカ美術が私有財産的性格を強くもつのは、なんかそうかもしれない。壁画に拘泥ったポロックは怒りそうだけど。