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さいきんはデザイン史を調べていて、まさに "design history" か "design studies" かという論争が(一部に)あり、デザイン史と現代のデザイン実践の乖離みたいなものがかなり意識されていた。

バウハウスのような、デザインのモダニズムという大きな枠組みがあり、その陰画としてのポストモダンデザイン、という一時期支配的な語りがあったけど、その枠組みだと、たとえばソフトウェアデザインとかはどうやっても入ってこない。
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モダニズムという強固な物語もありつつ(モダニズム期に形成されたカテゴリーは実際に学部とかに反映されるから、語り自体がけっこう具体的な力をもつのだけどそれはともかく)、他方に「一般デザイン学」みたいな観念を提示しようとする方向もあり、これは個別研究という方向ではなく体系化に向かうもので、モダニズムに近いという印象がある。歴史的現象としてのモダニズムというより、モダニズム(バウハウス)が抱えていた体系化への意志というか。