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このテキスト自体についてというより、こういうのを業界っぽい人たちが喜ぶ姿が、なんかなーっておもってる。
https://www.tokyoartbeat.com/articles/-/eugene-studio-review-202306

この記事で嫌なのは、ラウシェンバーグやコスースやデュシャンにはカフェインが入っているってなってるところなんだよな。それらの権威性は疑われていないどころか、ユージーン・スタジオがその身振りを利用して「大仰に飾り立てる」ように、この記事ではそれらの権威は利用される。この記事に快哉を叫ぶ人たちは自分が権威の側に立って「ニセモノ」を排除できるからなわけでしょ。
デュシャンもラウシェンバーグもコスースも全部ニセモノでもおかしくないわけじゃないですか。でもそう批判はしないわけですよね。

田中功起の反応の仕方が一番嫌だった。

この記事で良かったのは文体で、それは圧倒的に良かった。趣味でも倫理でもなく丹念に悪意を込めていくやり方は、内容云々と無関係に、暴力的ですごいと思う。

田中功起のこういうエクスキューズを含んだ言い回しは、軽蔑する。
https://twitter.com/kktnk/status/1674060518057820164

この人は、以前も目が菅原氏の記事で批判されたときにもおなじように振る舞い、かつ本人たちの異議申し立てにたいして、ずっとマンスプレイニングみたいなことをしていた。相手を子ども扱いすることによって、自分は理解のある大人、相手は理解のない子どもという立場の違いを作りだしていた。

二度も同じようなパターンを見て思うが、田中功起は「自分はわかっている(から批判されない)」ところに自己のポジションを配置することに長けている。批判されてものらくらやりすごせばいい。そのためのエクスキューズはやっておく。自分は批判されないが他人のことは批判できるポジションをつくる。

だからこの人は「大なり小なり」というヌルい言い回しでお茶を濁す。自分のポジションが問われると困るから、グラデーションにしておく。
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