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tenjuu99(天重誠二) | @tenjuu99@pleroma.tenjuu.net

読書、プログラミング、登山、ランニング、美術など
いろいろ雑につぶやいていますが、最近は浮世絵について調べています

これ、母の「身体の自己決定」を子が肯定すると、自分が生まれてこない可能性を肯定する必要があり、「全ての女性の身体の自己決定権」に連帯しようとすると、自己の消去も含意されている、ということをアポリアだとしているのだけど、たぶん文章だけだとわかりづらい。映像を見ればわかるから(ほんとか?)、文章は蛇足と感じるのは、この手の文章にたいしてはしばしば思う。
だけどこうして説明してみないと批判的な検討をすることができないという問題があって(人間の脳は不便だ)、蛇足も必要だとしてまずい文章を慰めることにする。

めちゃくちゃいまさらですが、2021年に百瀬文が「日常の輪郭」という展示で出した「Flos Pavonis」という映像作品について書きました。
https://blog.tenjuu.net/2025/01/flos_pavonis_momose_aya
その後も何度か上映されているので、見た方もいるかもしれませんが、ポーランドで人工妊娠中絶を禁止する法案が施行されたときに作られた映像作品で、身体の自己決定と中絶を巡る問題を扱っています。

めちゃくちゃいまさらなんですが、2021年に百瀬文が「日常の輪郭」という展示で出した「Flos Pavonis」という映像作品について書きました。
https://blog.tenjuu.net/2025/01/flos_pavonis_momose_aya
その後も何度か上映されているので、ご覧になったかたもいるかもしれませんが、中絶を巡る作品です。

興味深く読んでたら最後の方で急にヤバになってホラーかな

https://note.com/metamorphose_aya/n/n74396eda4dfb

realDonaldTrump ていうアカウントがずっとキャプスロックオンにしている

アートギャラリーは貸しにしたらまあ勝てます(勝つとは)
おもしろくないんでやらないけど

人文系 勝ち方

数日前に林道郎(元上智大学教授で、既婚者なんだが学生と10年くらいつきあっていた)についての記事を読みなおしていて、本人は「自由恋愛だとおもっていた」といっているのだが、正直言って頭沸いてんのかのかよと思う。林道郎が不倫でも自由恋愛でもどうでもいいんだけど、当時学生を10年つきあわせて、それで林道郎本人は最終的に結婚関係を解消しない。社会的な立ち位置が違いすぎるのに、「自由恋愛」だと述べてしまうのは、バカにもほどがあるだろう。林は失恋も本人の責任だと述べるのだろうか。

浮気とか痴情のもつれとかいっていれば男性の社会的地位はそんなに揺るがないわけだが、女性はたいていの場合キャリア初期段階にあって、それが仮に恋愛関係だったとしても、損失が比較にならない。たいていは女性のほうがその業界や場を追われていて、男性はその業界に残る。

著名人の性のトラブルがあったとき、性暴力があったかどうかみたいな焦点のあたりかたをすることがあるが、密室において合意があったかどうかの水掛け論になってしまってそういう方向の話じゃないのではといつも思ってしまう。
いつも問題だと感じるのは、たいてい社会的地位のある男性はその社会的地位を失わず(あるいはダメージが許容範囲内で)、若い独身女性のような人は数年、ときには10年単位で時間を無駄にすることがあり、この損失があきらかに対等ではない、ということが問題だと感じる。

退魔忍

master/slave っていう設計上の用語アカンやろって話が昔から(wikipediaでは2003年とかある)あったらしく、当時のIT業界はポリコレだしバカげた主張だと退けていたらしいんだけど、今考えると、むしろよくこんな名前つけようという気になったなという気になる。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%82%B9%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%83%96

こんなこと、国連に言われないと分からないのかくらい当然だと思うのだけど。プラットフォーム企業は企業責任を放棄して、ユーザーの善意にただ乗りどころか利益を得てるんだよ。通報にしろ、コミュニティノート付けるにしろ何でユーザーがその労力の負担をしなきゃいけないのかって話ですよ(詳しくは『プラ解』の樹里安さんの章、「場所貸しの問題」を読もう)。

"しかし、オンラインでのヘイトスピーチを注意深く規制し、実際の被害を避けるためにコンテンツを適正化することは検閲ではない。それはデジタル時代の情報の正確性や信頼性に不可欠な要素であり、ソーシャルメディアプラットフォームの責任だ。

 国際社会には、これらの問題に対処するための国際人権法という枠組みがすでにある。この合意された規範と基準の体系は、憎悪と暴力の扇動を防ぎながら、すべての人のすべての自由を守ることを目的としている。それは普遍的で、力強く、新たな問題に対応することができる。

 人権は、議論や再定義の対象ではない。私たちの表現の自由は、検閲と抑圧に対する長年の抵抗を通じて苦労して勝ち取ったものだ。私たちはそれを守るために警戒しなければならない。憎しみや暴力の扇動が法律に違反している場合は真っ向から対処し、すべての人の情報へのアクセス権を守り、人々がさまざまな情報源からアイデアを探し、受け取れるようにすることが大事だ。"

寄稿「ネット上のヘイト規制は検閲ではない」 国連人権高等弁務官
https://digital.asahi.com/articles/AST1T1DJZT1TUHBI028M.html

ドナルド・トランプ政権は2025年1月の大統領令で「性別は男と女の2つのみ」と定義しましたが、この定義の詳細があまりに意味不明で波紋を呼んでいます。この大統領令では「受精時に性別が決まり、女性は卵子を生成し、男性は精子を生成する」と定義。ところが妊娠直後の受精卵は最初は性別が未分化であり、卵子も精子も作れません。なのでこの大統領令では受精時の性別は判断できません。奇妙なことにこの大統領令には性染色体や遺伝子、生殖器に関する言及はないです。そのためファクトチェック専門サイト「Snopes」ではこの大統領令の性別定義はトランプ政権の意に反して「全ての人間は男性でも女性でもない、あるいは、全ての人間は同時に両方の性別である」とも解釈の余地があるとまとめています。
https://www.snopes.com/fact-check/trump-executive-order-all-humans-female/

実際、生物学では性別はスペクトラムで、多角的に解釈できるほどに多様とされています。「生物学的性別」は安易に語れないという話は以下の記事でも整理しています。
https://cinemandrake.com/what-biological-sex-spectrum1

エスコバルよんでると、さいきんのデザイン理論家みんなハイデガーに影響うけまくっているけど、それでいいんだろうかみたいな気持ちにけっこうなる。

多元世界に向けたデザイン、文脈整理本すぎるのよくないな...。勉強にはなるし今後調べものするとき参照点になりそうではあるけど。

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