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横尾忠則が「アートとデザインの境界はなくなる」といっていたり、アート系インフルエンサーが「アートとデザインに違いはない(制度的な問題にすぎない)」といっていたりするが、そこで言われている「アート」と「デザイン」はなんなのかを明確にしていないと、無意味なんじゃないかなあと思った

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ペインティングとポスターは似てるし境界はあいまいかもしれない。タイポグラフィはある種のコンセプチュアルな表現において非常に重要な位置を占める。アートプロジェクトはコミュニティデザインと近づくこともある。インスタレーションの設計には空間デザインの知見が必要になるだろう……その逆もしかり。という具合に、さまざまな「アート」がさまざまな「デザイン」と近づくことはあっても、「アート」全体と「デザイン」全体の境界がなくなるみたいな言い方にはならない。あとアートとデザインは似た者同士の二項みたいに語られがちだが、建築とか科学とか別に境界を接してる領域ってほかにもたくさんあるのでは。

ペインティングとポスター云々はよくなかったかもしれない。版画とポスターとかいうべきだった。

うーん。なんかうまく言えないが、アート/デザインの二項対立が語られるときにそこで自明とされているものはなにか、その二項対立から排除されているものを考えたほうがいい(音楽は? 建築は? 演劇は? 文学は? 等々……)という感じだな。