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あらためて、ハマスのテロに襲われたイスラエルのスデロットの街の写真をこの記事で見ている。「何だ、普通の街じゃん」というのが第一印象で、日本の都市近郊にもありそうなこんな街がなぜテロに…と思いかねないわけだが、しかし、その前にここがガザから2キロと離れていないということをどう考えるのか。

200万人の人が閉じ込められ、原則として一生そこから出ることができず、劣悪なインフラと崩壊した経済の下で暮らしている地域からたったの2キロのところに、広くて白くてきれいで、世界中のどこにあっても、裕福な中間層が住んでいるところだと認知されるような住宅街を作ったというのはどういうことなんだろうか。そこに住み、愛着を持ち、そこが安全で持続可能だと疑わなかった人たちの価値観はどういうものだったのだろうか。写真を見ながら、そんなことを考え込む。この街は、世界最大クラスの壁に守られたはずの、ゲーテッドコミュニティだったのではないか。

https://digital.asahi.com/articles/ASRBR7HWPRBRUHBI002.html

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