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ナウシカの安田成美イメージソングについて、俺より5~10歳くらい上の世代の人たちが「当時から作品と合ってないと思ってた」「ごり押しPRっぽくて鼻白んだ」「曲はいいけど歌は棒読みでひどいなと思ってた」みたいなことをTwitterで言ってる。
公開当時俺は小一で、映画館ではなく数年後にテレビ放映で見たんだけど、ナウシカというと安田成美の歌というイメージだったし、本編で流れなかったのが意外というか物足りなく思ったものだった(エンディングで流れると思ってた)。

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曲自体はともかく、確かに安田成美の歌声は不安定でいわゆる「歌がうまい」とは対極の歌い方だとは思うけど、それも含めて作り手が意図せざる「良い雰囲気」が出てると思うんだけどね。
こんなこと言ったら怒られるだろうけど、当時的にも大貫妙子とか矢野顕子みたいなちょっと不思議な、フワフワした雰囲気の女性の歌声の文脈があったわけだし、幼稚園~小学生時分の俺もNHKの「みんなのうた」とかCMソングでそういう歌声に慣れていたのもあったので、安田成美の歌がそこまで「ヘタ」という感覚はなかった。後年の嶺川貴子カバーもそんな文脈でしょあれ。
あと映画とはストレートには合わない歌かもしれないけど、そこを敢えてエンディングで流すことで異化効果的な化学反応が起きてぜったい良くなると思うんだがー。