例のトランスジェンダー医療否定本が発売されてから、無自覚なトランスヘイトを見かけることがすごく増えた。
ヘイターが見え見えの悪意でトランスジェンダーを攻撃する投稿をするのも害悪だけど、ゆるーく「トランスジェンダーって一時的なものが多いんでしょ」「思春期ブロッカーって危険なんでしょ」みたいな言説が広い範囲で浸透するのも、トランスユースの人生を強く苦しめると思う。
必要なタイミングで必要なケアを受けることが、トランスユースのその後の人生のQOLを大きく左右する。
若年での判断は難しい部分もあるからこそ、思春期ブロッカーが推奨されている。トランスの10代から思春期ブロッカーを奪うのは、いわば肉体的な転向療法をするようなものだ。思春期のトランスジェンダーについては、医療的な介入しないということが中立になり得ないということを理解してほしい。
より安全な介入をするための思春期ブロッカーだと理解されてほしい。