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青木亮人『教養としての俳句』、序文で「ドイツ文学の伝統的なジャンルに、教養小説(Bildungsroman)があります。(……)自分が最も自分らしいと感じ、納得するために自身を磨き、まだ見ぬ「私」に出会うために勉学や人生修行に打ちこみながら心の襞を深くし、人格を陶冶するのが「教養」なのです。」(p.6)と筆者にとっての教養の位置付けを語っているのがいいなと思った。日頃、よく「今さら訊けない!」「知らないと恥ずかしい!」くらいの煽り文句として教養という言葉が扱われていると感じるので。

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