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https://twitter.com/TaiseiMiyahara/status/1665673235583717378

鳥で、「研究費で論文を書籍化するのはクソだ」って言ってる心理学者と、「ハァ? 研究成果を書籍化するのは当然だろゴラァ!」って言ってる社会学者(歴史学者)とが喧嘩してて草。
もし心理学専攻の人がいたら教えて欲しいんだけど、「科研費の成果を書籍化するのはゴミだ。オープンアクセスかWeb公開しろ!」って価値観は、心理学では一般的なんだろうか?

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こういう、学術分野による価値観の差異は傍から見てる分にはけっこう面白い。

@TaiseiMiyahara@matitodon.com 書籍というのは書店などで一般販売されるようなものということですかね?
うちは電気工学ですが、書籍になるのは教科書や参考書(Monograph)あるいは雑誌(Journal)や学会誌(Proceedings)みたいな他著者の論文も含めたもので、自分の論文だけをそのまま書籍化して販売することはあまり無いような気がしますね。一般の書店にも出回らないです。
分野によって業績発表のやり方が全然違うのは面白いですね。

@nmkj ちゃんとISBNコードがつく形での出版ですね。博論を書籍として刊行することを責務だと言ってる学術出版社もあるぐらいで、少なくとも歴史学や地理学では、分野外の研究者や一般の人々に研究成果を公表するという意味でも重要視されているんですけど、どうもそうでない分野もあるというのを初めて知りまして。道理で書店で学術専門書をよく見る分野と見ない分野があるわけだと。

@TaiseiMiyahara@matitodon.com ISBNは確かに全部付くんですが、うちは全体的に教科書以外は書店に出回らない気がしますねー。
同じ工学でも雑誌重視の分野と学会誌重視の分野があったりして面白いですよ。情報系はArXivとかのプレプリントが絶対!みたいな雰囲気もありますし。

@nmkj 地理学(人文地理学)だと、そもそもプレプリントって概念自体が無いですね。下手すると研究不正扱いされるかも。
なかなか書店に並ばないのは、こっちの分野も同じですね。けど、大きな書店だとたまに扱ってる事があったり。地域とか歴史とか扱ってると、この辺りが有利ですね。地元の人や歴史好きな人が買う場合があるので。

@TaiseiMiyahara@matitodon.com 確かに、一般の人が買えるというのは大きな利点ですね。こっちは学会や出版社のサブスク(かなり高額)に入らないと読めなかったりするので、結局大学に所属しないと読めないなんてことがよくあります。そういう背景があってプレプリントが発達したのかもしれません。
(著者にメールすれば大抵PDFで送ってくれますけど。)