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Blob-chan さんがレフィカル@FF14 ってやつと対話してて、そのやりとりを見たのだけど、相手は「生活保護なんて下手したら日本人より外国人の方が承認されやすい」だの「日本国内においては日本人の生活を守ることを優先的に考えていて」だの言っているわけだよね。

根拠を示さず。

まず第一に、なんの根拠も示さないという事にこの人物が対話に値するかどうか分かるような気がした。

まあでも、彼が言っている事については、

生活保護の捕捉率は2-3割で不正は0.29%くらい。受給者のうち外国人は3.5%くらい。96%以上は日本人で必要な人の2-3割しか受ける事が出来ていない。(202Ⅰ年)

また、外国籍者の生活保護はその対象は永住者・定住者とされるが、2021年の在留外国人の47.5%にあたる135万人は生活保護の対象にはならない。更に言えば、生活保護の根拠は、法的なものではなく昭和29年の各都道府県知事あて厚生省社会局長通知に基づいて準用されているに過ぎない。

これはなにを意味するかと言ったら、「準用」である以上、外国人の生活保護は権利ではないため、申請してダメと言われたら、不服申立て等の審査請求はできない事なる。

受給者全体に占める割合は低く、その対象者も限られ、準用である事からその法的根拠もないような人間が制度運用の脅威になると考える事がどうかしている。

受給すべき人の大半がそこに辿り着いていない事が問題であり、そこに外国人は関係ないのでは?

そんな事を思った。

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参考にしたのは

毎日新聞「拡散した「国葬反対より外国人生活保護反対」 支援者「実情知って」(2022)」 https://mainichi.jp/articles/20220925/k00/00m/040/190000c

日本財団ジャーナル「8割が利用できていない、不正受給率はごくわずか。生活保護について正しい理解を(2023)」 https://www.nippon-foundation.or.jp/journal/2023/94964/poverty

国立国会図書館調査及び立法考査局「人口減少社会の外国人問題 : 総合調査報告書(2007)」 https://dl.ndl.go.jp/pid/999336

同胞法律・生活センター「生活保護と外国人の状況」 http://tonpo-center.com/tonpo-life/chapter5/675-2/

西野法律事務所「外国人の生活保護受給者数(2013)」
https://www.nishino-law.com/publics/index/53/detail=1/b_id=90/r_id=2243/

等々です。