ぼくがいちばん好きなプログラミング言語であるSmalltalkと、コンセプトの整合性conceptual integrityについてかかれた記事をよみました。
Smalltalk: Conceptual Integrity in Action
https://medium.com/@jolisper/smalltalk-conceptual-integrity-in-action-06686ae8f3bf
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えいやとまとめると、以下のような内容だと思います。
ソフトウェアでは、良いシステムの条件として自動的に成長することを期待されている。加えて、その設計段階では、人工的な複雑さを取り除くプロセスが大切である。
ソフトウェア構築のための重要なアイディアとして、生物の細胞のメタファーをもちいたものがある。
ある程度独立した細胞のような地位さな要素がたがいに情報交換しながら、より複雑に見える生物の個体のようなより大きな要素をつくるシステムは、スケールしやすい。
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ぼくの理解では、このアイディアこそ「メッセージ送信によるオブジェクト指向プログラミング object-oriented programming, OOP」の鍵になるものだと考えています。
小さな要素(object)がたがいにメッセージを送りあいながら、より大きな機能をもつ要素をつくるという設計思想です。この設計思想をつらぬいて生まれたシステムがSmalltalk(-72)です。
Smalltalkには、Smalltalkよりも優れたシステムをつくるためのブートストラップとなる仕組みが備わっており、それこそがアラン・ケイがいちばん気に入っていた特徴である。これが、この記事のポイントだと思いましたが、いかがでしょうか。
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